生ハムっておいしい

趣味や日常について

山河令の好きなところ 10話

山河令の好きなシーンの話。

※めちゃくちゃネタバレをしています。読まれる方は殆どいないと思いますが、気をつけてください。

 

最初だし、見るきっかけを書いておく。

21年9月ごろに3話くらいまでざっと見た後

すこし期間を空けてしまって、

山河令をちゃんと見始めたのは、今年の正月明けからだったと思う。

 

急に老温こと龚俊の顔をもっと見なきゃな?

みたいな気分に仕事中になって、

再生を始めた。

結局、阿絮こと张哲瀚の顔を楽しむようになったのはさておき。

 

本題に戻って、

山河令を話として、うわーっっおもしれ〜〜〜と感じたのは、多分10話だと思う。

 

 

山河令の基礎情報

阿絮(あーしゅー)…主人公①。朝廷の暗殺組織のボスだったけど思うところがありまくったので寿命を縮める代わりに足抜けしてきて死に場所を探してる男

老温(らおうぇん)…主人公②。しょうもねぇ争いに巻き込まれて家族を殺され殺人集団に拾われたが復讐を果たすためにボスにまで成り上がった男

 

10話までの間に、たまたま出会って、後々鎹となる子どもを助けるなどして多少距離を縮めている。

阿絮は身分を老温に知られているが、老温は自分の正体を阿絮に話してはいない。

 

〜10話の面白いと思ったシーンまでのあらすじ〜

自分の人生をめちゃくちゃにした大人達に復讐するのを(今の所)生きる目的にしている老温。

 

しかし自分が張り巡らした策略のせいで、

正邪の違いがあっても、通じるところで通じ合った友達として生きていけたらいいね、

という願いをほんのり抱かせてくれた先達たちが命を落としてしまう。

 

自分の復讐のやり方が、そういう関係のない人まで巻き込むやり方だったことに気づいて(なかったことはないんじゃと思うが、自分がそこまで傷つくとも思ってなかったんだと思う、、)、ショックを受けている老温。

 

〜ここからが面白いと思ったシーン〜

それを受け、阿絮に、今幸せか?これがお前のやりたかったことか?って責められてしまって

老温が

 

「じゃあ、阿絮が殺してきたのは悪人だけですか!!!」

 

と、言ってしまう。

〜ここまで〜

 

 

つまるところ、

こんなに長々と粗筋経緯を書いたんだけども、

痛いところを突かれて、

逆ギレして相手の地雷ポイントを踏み抜く

っていう所が凄く面白いなと思った。

 

 

山河令を見始めるまで、前情報をほとんど入れてなくて、こういうブロマンス系で、陳情令みたいに流行ったやつ、くらいしか知らなかった。

 

陳情令は、物凄く端的に言うと傷ついたまま死んだ子どもが生き返って、大人になった親友と過去を清算して少しだけ楽になる(心の傷を癒せる)話、と私は解釈をしている。

こちらも凄く面白くて、多分そのうち文章化したいけど、話の構成としては、時間軸的にほぼ出来上がっている人間関係の上で、その人間関係に起こる波瀾万丈を楽しむ話だった。

(一、二話で魏嬰と藍湛が親友だったのだろうと想像がつき、過去篇初期も仲良くなるんだろうと思いながら観れる)

 

それに比べると、山河令の互いに少しずつ身分がわかるようになって、そんな中で波瀾万丈が起きて、、、っていう(実は過去に会っていた、という部分はあれど)、現在進行形で構築する関係性を楽しんでいく構成だった。勝手に似たような話なのではと思っていたので、こういう構成を新鮮に楽しむことができた。

 

10話は、そんな関係性構築ドミノの最初の大決壊ポイントだったので、うわーー面白いと思い、話にのめり込んでしまうようになった気がする。

 

結局どうなるんかな〜と思ったら、

2人とも酒に逃げて、鎹の子どもが面白いぐらい攫われるので、また助けてしれっと仲直りしてた。

阿絮あんたそれでええんか?

先手を打つね、俺はあんたが(どうしてそういう復讐劇をするのか)話してくれるまで待ってるよ的なことを言ってて、

1人で覚悟決めまくってるのも面白かった。

 

 

阿絮の思考の思い切りの良すぎる所も、山河令をめちゃくちゃ面白いと思ってしまったポイントだな。1か100しかないんかな?